このタイプは「クレーンゲーム」としての常軌を逸しています。
なんといってもアームがついていない!
ではアームの代わりに何があるのかといいますと、
こんな感じの鉄杭。
この鉄杭で紙を破ききることによってプライズをGetします。
つまり、穴を開ければ良いということで、我々はこのタイプを「メイキングホールズ」と呼んでいます。
大きなゲームセンターに行けば1回はこのタイプをお目にかかれるでしょう。
攻略法といいましてもそんな大層なものはありません。タイトル通り「穴を開ける」のです。
しかしプライズGetまでに相応の時間がかかること請け合いです。
ちなみに、初期状態の紙が穴の一つも見当たらないものだった場合、
その筐体を置いている店はお客さんに優しくないと捉えて問題ないでしょう。
普通は、プレイ意欲を掻き立てるため、悪い印象を与えないため、などといった理由で
いくつかの(3個くらいのものから10個のものまで存在)穴が開いています。
当然、最初から穴が開いていた方がプレイ回数を短縮できます。
さて、これの攻略には、標準程度のテクニックがあれば十分です。
標準程度のテクニックとは、
クレーン(このタイプの場合は鉄杭ですが)を大体の狙い定めた位置に動かすテクニックのことで、
余程のタイミング音痴でなければ初期ステータスとして皆さんに備わっているはずの能力です。
ではこの「標準程度のテクニック」があればメイキングホールズは簡単に攻略することができるのか?
そう問われましてもなかなか"Yes"とは言えません。
運です。
メイキングホールズを攻略するために必要不可欠な要素となります。
攻略の可能不可能はこれの有無に依存しているといっても過言ではないでしょう。
なんと言ったってこの鉄杭、ガッシリ固定されているわけではありません。
グラグラなんですよ。
ボタン操作で本体を移動させている際も当然とばかりに見事に揺れてくれます。
移動を終えて本体が下がるときもその揺れは収まらず、微振動した状態で鉄杭は紙を突き刺さそうとします。
揺れているわけですからどんなテクニシャンでも正確に狙い通りのピンポイント移動は困難でしょう。
攻略が不可能と言っているわけではなく、攻略するための技術はあまり必要ないと言っているのです。
どうしても攻略したい方へのアドバイスとしては、
コインを入れてまず本体の横移動を行うことになると思うのですが、
横の位置を合わせ終え、さてこれから縦(奥行き)の移動に入ろうとするときには
横移動の際に生じた揺れが残っていると思われます。
この状態で縦移動を行おうとすると、そこで生じる揺れが残っている横移動の揺れと合わさり、
さらに揺れてしまい、ただでさえ難しい「狙い定め」がさらに難しいものとなってしまうでしょう。
横移動を終えた後、揺れが収まるのを少し待ってから縦移動に入るのが良いと思います。
自分の運を試すのには持って来いのプライズ配置システムです。
機会があれば挑戦してみるのも良いでしょう。